人が動いてくれない時に、やって欲しいと伝える方法

先日、会社の同僚に相談されました。

「Aさんにデザインの修正をお願いしたんだけど、やってくれない」
「反論される」
「でもその意見は的を得てない」
「どういう言い方をしたらやってくれる?」
「自分でやった方が良い?」

「困ってる〜、助けてください〜」

という感じで、彼女は困ってました。

なかなか、悩ましい問題ですよね。
僕自身も同じようなことで
悩むことがよくあります。

今回はこんな時にどうすれば良いか、
お話したいと思います。

どうすれば良いか、
大別すると選択肢は3つです。

  1. 自分でやる
  2. Aさんにやらせる
  3. やらずにそのままでいく

あなたならどうしますか?

それぞれの、メリット&デメリットを
整理してみましょう。

1. 自分でやる

メリット

自分でやる場合のメリット

早く仕事が終わることです。

良いものもできるでしょう。

(自分の方が能力や経験がある場合って
前提ですけどね)

デザインの場合なんかは、本当の対象は
お客様なので、良いものができる分、
売上貢献やお客様満足などでも、
良い成果が生まれると思います。

結果として、会社への貢献や、
回り回ってAさんのメリットにも
なると思います。

成果が出てしまったら、
Aさんもやった方が良かったと
認めてくれるかもしれませんね。

デメリット

自分でやることのデメリットは、

自分の時間が取られることです。

本来Aさんがやる仕事で、自分自身には
別にやるべきことがあります。
時間使いたくないですよね〜

また、別のデメリットとしては、
Aさんとの信頼関係は生まれない
ことです。

自分自身も、Aさんに良い感情は
持てないですよね。

逆に、Aさんも仕事に誇りを
持ってる人なら、あなたに対して
良い感情は持たないですよね。

別に仕事に誇りとかない人なら、
「仕事減った、ラッキー」
「やってくれてありがとう」
みたいに思っちゃうかもしれませんが(苦笑

まあその場合も、Aさんは成長しない
長い目でみたら本人にとっても
良くないことなんですけどね。

また、さらにそこから発生する
新たなデメリットとして、
次から同じような問題が発生した時
またあなたが自分自身でやらざるを得ない
という羽目になってしまうことです。

自分でやることには
メリットもデメリットも
あるんですよね〜

2. Aさんにやらせる

次にAさんにやらせる場合の
メリット、デメリットを見てみましょう。

メリット

メリットは、

うまくいくとAさんの成長にも繋がる
ということです。

人間はちゃんと行動すれば、
自分の間違いにも気付きやすいです。

さらにもし上手くいけば、
今まで自分は〜〜の方が良いと思ってたけど
〜〜〜の方がうまくいくんだー!!

と考えを改めてくれるかもしれません。

また、大きなメリットしては、
腹を割って正直に話すことで
信頼関係が生まれます。

自分でやる、という選択肢の裏には、

「どうせ動かないよね」
「どうせ理解できないよね」

って自分の側が思ってしまってる部分も
正直あるんですよね〜

腹を割って話してやってもらう場合には

「期待している」
「やってくれる」

というプラスの気持ちを
裏側に持っておくこと
も大事です。

「どうせ駄目だろうな」

という気持ちを持ったまま
やってもらうのは、あまり良い選択肢とは
言えないかもしれないですね。

そんなの言われる方も
たまったもんじゃないですよね・・・

期待してやって貰うこと前提で、
Aさんが成長したり、信頼関係が生まれる
といったメリットを享受できます。

長い目で見たら、将来にわたって、
Aさんが役割を担ってくれるので、
自分自身の手をあけられます。

Aさんにやってもらう選択肢は
うまくいった場合のメリットは
大きいと思いませんか?

大きいな〜、と僕は思います。

デメリット

Aさんにやらせる場合のデメリットは、

自分でやるよりも、
時間がかかる
場合も多いです。

思った通りにはやってくれずに、
期待外れになってしまう可能性もあります。

Aさんが、プライドを傷つけられたり、
うまくいかないとヘソを曲げてしまったり
ということも起こり得ますね〜

結果的に、クオリティの低い成果物が出来て
売上貢献や成果の部分で、
取りこぼしてしまう
リスクもあります。

これらのリスクがあるのを分かって、
それでも決断してやってもらうんですよね。

だから、Aさんにやらせる選択肢には、
ある程度、短期的にはリスクを背負ってでも
長期的に良い状態をつくっていく

という側面もあると思います。

3. やらずにそのままでいく

自分でやる、
Aさんにやってもらう、
という選択肢以外に、もう1つ

「反論するなら、やらなくても良いよ、
そのままで行こう」

と決める選択肢もあり得ます。

メリット

メリットは、

時間や労力が掛からないことです。

無駄に衝突することも
避けられますね。

デメリット

デメリットは、

良くないと思っているものを
成果物として出すことですね。

Aさんとの間の信頼関係も
構築できません。

お客様へ出した際の、売上貢献や
成果の部分でも妥協する部分
出てしまうと思います。

例外もある

この、やらない、という選択肢、
メリット、デメリットを見てみると
あまり良い部分がないようにも
思いますが、例外もあります

どういう場合かというと、

やらずにそのままいく、
のが、この場合は最良の方法だ
と納得できる場合
です。

たとえば、

「少し良くなるけど、
大きく変わる訳ではない、
だから修正する代わりに、
別のことに時間をかけよう!」

なんて判断し、決断する場合などです。

こんな感じで意思を持って決断できれば
自分自身もAさんも納得して
次に進むことは可能だと思います。

3つの選択肢のどれが良いか?

ここまで、

  1. 自分でやる
  2. Aさんにやらせる
  3. やらずにそのままでいく

という3つの選択肢のメリット&デメリット
を見てきましたが、
結局どれが良いと思いましたか?

・・・
・・・

それぞれ、メリット、デメリットが
ありましたよね。

だから、これらのメリット、デメリットを
把握した上で、臨機応変に最良の方法を
選んで対応していく必要があります。

といってしまうと混乱しますかね?

そこで1つの基準をお話するなら、
多くの場合は、

3→2→1

の順で優先度が高いと思います。

3の「やらずに済ます」のを
まず優先して考えるのは意外かも
しれませんね。

ただし、これは
「やらない方が最良だ!」
と決断できる場合に限ります。

やらないのが最良なので、やらないのです。

まあ、とはいえこれは
例外的な側面も強いので、
やる場合には、やっぱり
2の相手にやってもらう
というのを先に考えます。

1の自分でやる、は最終手段ですね。

時間が無い、とか
どうしてもうまく動いて貰えない、とか
別に相手に成長して貰わなくていいや・・・とか、

そういう場合です。

伝え方の話「どうやって伝えれば良いか?」

さてさて、

ここで最初に戻って、

結局、相手にやって欲しい時、
どうやって伝えれば良いか?

という心配が残ってますよね。

どうやって伝えるか、
一番大事なことは、

「相手に期待する」

という気持ちです。

精神論か、と言われそうですが、
本当に大事だと思います。

期待する

というプラスの気持ちって
伝わるんですよね。

また、ちょっと裏を返すようですが、
期待しすぎないこと、も大事です。

長い目で見ることです。

期待してるけど、長い目でみます。

最初はうまくいかないかもしれないけど、
ちょっとずつ良くなれば良い、
いつか成長してくれれば良い

みたいな感覚です。

伝えるスキル

気持ちの話をしましたが、
少し、スキル的なことも
お話しておこうと思います。

実は、相手の人が動いてくれない原因は
自分自身の伝え方がよくないせいだ

という原因も多いからです。

次のようなことに意識を向けると
伝え方も上手になると思います。

指示ははっきり具体的に言う

指示があいまいなせいで
相手が動けないかもしれません。

何をやって欲しいのか、具体的なところも
相手と認識が合うまで伝えます。

いい加減な伝え方をしてはいけません。

できれば、伝えきった後に、
相手の人に復唱してもらってください。
それで認識が合ってるかどうか
分かりますから。

相手のメリットとして伝える

その仕事をすることで、

相手の人にはどんな価値があるのかな?
相手の人にとっての良いところはどこかな?

ということにも目を向けると良いですよ。

「仕事だからやれよ」

という意見も、
まあ正しいと言えば正しいんですが、
どうせなら気持ち良くやってもらうための
心遣いです。サービスです。

そうすると、頼みごとをしても
お互い前向きでいられますし、
それで仕事が気持ち良くなるなら
良いじゃないですか

勇気を持って言う

指示出しをする時って、
自分の方が正しいと、暗に思ってますが、
実際は違います。

自分が間違っていて、
相手の人が正しいこともある
のです。

その可能性も忘れてはいけません。

自分が正しいと思い込んでいると、
視野が狭くなりますからね。

自分が間違っているかもしれない、
という柔軟な考えでいた方が、
良い仕事ができます。

また、大事なのは「勇気」です。

自分が間違ってるかもしれなくても、
それでも言いたいことは言う必要があって、
だから言える勇気は大切だと思います。

TIPS:コーチング型の伝え方をしよう

ここで一つ、

相手の人にやって欲しいことを
伝えるときの、コーチングを使った
やり方
をお教えしようと思います。

それは、「対話」をする

ということです。

会話のキャッチボールですね。

指示を伝えると言っても、
一方的に自分が言いたいことだけ
言って終わるよりも、

会話しながら伝えた方が、
断然、相手が乗ってきます。

やる気が違ってくるんです。

実は、それも心理学的なテクニック
使ってるんですが、深い理由はともかく
会話をして相手の人にも喋ってもらうことは
スムーズな伝達にとても役に立つ
ということを知っておくと良いと思います。

具体的には、

 

「どう思う?」

「何かアイデアない?」

「〜〜の方が良いかな?」

「どうかな?」

 

といったフレーズを絶え間なく
挟んでいくということです。

効果テキメンなので、ぜひやってみて下さい

まとめ

さてさて、というわけで今回は、

人に何かをやって欲しい時に、
伝えにくいことを伝える方法

というテーマでお話してきました。

これから、あなたも

「〜〜さんに〜〜をお願いしたんだけど、
やってくれないよー・・・」

と泣きたくなった時には、
どうすれば良さそうか、
ヒントは見つかったでしょうか?

どう考えて判断すれば良いか、

どういう風に言い方を変えたら良いか、

ざっと簡単にでしたが
具体的なやり方も、ぜひ参考に
してみてくださいね。

特に、

相手に期待する

対話で伝える

というのは重要な部分なので
すぐに取り入れてもらえると
嬉しいです。

ではでは、最後までお聞きくださり、
ありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

パーソナルビジネスコーチ。1973年大阪府生まれ。大阪大学大学院電子制御機械工学専攻修士課程修了。富士通株式会社に勤務後、WEBデザイナーになるため転職。人間中心の設計手法を学び、大企業のWEBサイトの設計やディレクションを多数手がける。現在は、自分自身が人間関係に苦手意識があった経験も活かしつつ、人のコミュニケーションや能力発揮をテーマに、執筆や教育活動を精力的に行う。得意分野はWEBマーケティング。日本マーケティングコーチ協会認定コーチ。