掛布監督と金本監督に学ぶ、部下を伸ばす指導方法とは?

僕は大阪出身ということもあり、
プロ野球の阪神タイガースのファンです。

でも、野球少年だった子供の頃、
最初は実は、阪神は弱くて
好きじゃありませんでした。

漫画やアニメになっているのは、
巨人ばっかりだし、強いのも巨人なので
巨人が好きだったんですよね〜。

父は野球そのものが好きなので、
阪神戦ではなくて、巨人戦を
テレビで見てることも多かったんですが、

おじいちゃんの家や、
親戚のおじさんの家に行くと、
絶対、阪神の試合しか見てません。

小さな僕は、内心、

「巨人の試合を見たいな〜」
「阪神弱いし負けてばっかりだし
つまらないな〜」

と思ってたので、テレビは見ずに
他のプラレールとかおもちゃで
遊んでいました。

なんですが、物心が付くに従って、
学校でも、親戚の家でも、

「巨人ファン」だなんて
言ってはいけない

ということに段々気づき始めました。

そう、そこは大阪です。

  • 巨人ファンは格好悪い、
  • 阪神ファンこそステータスだ、
  • 阪神ファンが格好良い、
  • 阪神を応援しなくてはならない

という暗黙ルールがあるのです。

「野球どこのファン?」

と聞かれると、「・・・・阪神」
と答えるようにしていました。
子供も気を使うんですね〜・・・

そんなエセ阪神ファンだった僕に、
転機が訪れます。

1985年です。
西井少年は6年生でした。

この年、阪神タイガースが
めちゃくちゃ強くなったのです。

真弓、バース、掛布、岡田が
打ちまくる、4人ともホームラン
30本超えという破壊力あふれる打線で
ちょっとくらいリードされてても
負ける気がしません。

実際、逆転してくれる試合展開も多く
観戦しててもドラマチックです。

そして、セ・リーグ優勝を決め、
日本シリーズでも西武を敗って
日本一になってしまいました。

エセ阪神ファンが、本当の阪神ファンに
なってしまったんですよね。

ファミスタでも阪神強くなったし。

中でも4番打者の掛布選手は格好良く、
背番号31が、僕の誕生日の7月31日と
同じ数字だったり、

物心つく前の2〜3歳頃の幼い僕が、
掛布選手Tシャツを着て写真に写ってたり
というのもあって、

勝手に共通点や縁も感じて、
大ファンになっていました。

2017年、掛布2軍監督退任のニュース

そんな掛布選手が、2017年の今は
阪神タイガースの2軍監督だったのですが
シーズン終盤に、今年限りで退任する
というニュースが飛び込んできました。

掛布2軍監督の就任中には、どんどん
2軍から1軍に上がって活躍する選手も
出てきていたので、ビックリでしたね。

どこまでが真実かは分かりませんが、
報じられている内容によると、

選手の自主性を重んじた指導
掛布2軍監督と、

若手選手に猛練習を求める
金本1軍監督との間で、

育成方針やトレーニングでの認識違いが
出てきたことが原因だったそうです。

いやまあ、なんにせよ
阪神ファン(僕)にとっても
寂しい人事になりましたわ〜。

教える指導と見守る指導

さてさて、掛布さん、金本さんはさておき
あなたはどちらの指導方法が
良いと思いますか?

親として子供を育てるなら?

上司として部下を育てるなら?

金本監督のように、部下を厳しく
教えながら指導していくか、
掛布2軍監督のように、部下の自主性を
大事にしながら指導していくか、
どちらの方が優れてるんでしょうね?

それについて少し考えます。

金本監督タイプの指導法(教えるタイプ)

若手に猛練習を課して厳しく鍛えていく
「体育会系」「軍隊式」の指導だと
言えるかもしれませんね。

金本監督は選手時代、広島カープで
鍛えられて大成した経験を持っています。

その広島カープでは、今は
選手がどんどん育ち、強豪チームとして
プロ野球を牽引しています。

だから、その広島時代の経験からきている
金本監督の指導方針は正しいし、
結果を出せるやり方なんだと
言えると思います。

今の広島カープの現状も、それを
後押ししていますよね。

教える指導の良いところ

この指導法の良いところは、

強制力がある

考える前に、体を動かすことができます。
考えて体が止まってしまうよりも、
考えてなくても体は動いている、
という状態になることができます。

もちろん後からでも考えが追いついてきたら
考えながら体を動かしている
という状況になることも可能ですしね。

みんなやってるの原動力

激しいトレーニングであっても、
「みんな頑張ってるから、自分も頑張ろう」
という気持ちを力にできます。

一人で頑張るのは厳しくても
みんなでなら頑張れたりもします。

心身が鍛えられる

体は動かすので鍛えられますし、
忍耐、努力、根性といった精神の部分も
鍛えられると思います。

成果が出るのが早い

教える側もプロなので、
上手くいくやり方を教えます。

だから、試行錯誤をやるのに比べて
正しいやり方で一直線に進められるので
成果が出るのも早いです。

教える指導の悪いところ

逆に、この指導法の悪いところも
見てみましょう

教える人の力量に左右される

教える内容次第のところがあって、
教えられる内容が悪いと、やっても
成果を出すことができません。

その人に合う、合わないがある

教える内容が悪いわけではなくても、
ある人にとって正しいやり方が、
別の人にとっても正しいかどうかは
また別の話です。

自分で考える力が付きにくい

指導者任せ、人任せになり、
自分で考えて何かをする力は
付きにくいと言えます。

会社でも、上司の指示があれば動けるけど
上司がいないと何もやらない部下、
と言えば思い当たるかもしれませんね。

指導者の経験を超えにくい

教える人は自分の経験則を元に教えるので
指導者の専門外のことなど、
経験以外のことは学びにくいです。

指導者のレベルに近づくことはできても
指導者以上になるのは至難の技です。

掛布監督タイプの指導法(見守るタイプ)

次に掛布監督タイプの
自主性を重んじる指導法について
見てみましょう。

見守る指導の良いところ

自分に合った方法を採用できる

指導者は教える相手一人一人のことを
よく観察するのがこの指導の特徴です。

一人一人が自分だけに合った、
自分を伸ばせる方法を体得できます。

やる気が出る

教わる側は、

「自分のことを見てくれる」
「自分の話を聞いてくれる」

と感じられるので、信頼されてると感じ、
セルフイメージ(自信)が向上します。

言われてやるのとは異なり、
自発的なやる気が出ます。

考える力が鍛えられる

自分の頭を使って、
自分を客観的にとらえたり、
自分なりのトレーニング方法を
作っていくことが求められます。

言われたことをやるのと違い、
考える力が鍛えられます。

メンタル(精神)がトレーニングされる

普段から自己責任感を持って取り組むので、
自信がつき始め、ここぞという時に力を
発揮できる精神力も鍛えられます。

見守る指導の悪いところ

サボれてしまう

強制的に何かをさせられるより
自主性を重んじるので、
逆にサボったり、力を抜くことも
できてしまいます。

時間が掛かる

教わるやり方の場合には、
始めから成果が出るのが分かってる方法で
取り組みますが、一方で自主性を持って
考えながらやる方法の場合は、
試行錯誤や考える時間もあり
少し時間が掛かってしまうことも多いです。

考えすぎて動けなくなる人も

人に言われてやるのと違い、
自分でやろうとすると考えすぎて
動けなくなってしまうことも
多かれ少なかれあります。

どちらの指導にも良い面、悪い面がある

さてさてここまでざっと
教えるタイプ、見守るタイプ、
両方の指導方法について
良い面、悪い面を見てきました。

どちらにも、良い面も悪い面もある
ということなんですよね。

100%教えるだけ、
100%見守るだけ、

という両極端ではなくて、
見守ったり、教えたりという
バランスを取っていくのが
欠かせないのかもしれませんね。

若い頃は自主性に任せるのはリスクが大きい?

どちらの方法が優れてるか?
と考えた時に、よく言われるのが

  • 若手はしっかり指導する
  • ベテランは自主性に任せる

というやり方をすれば良いんでない?
という意見です。

一理ありそうな意見ですが、
こんな風にステレオタイプに一元化して
考えるのは危険かもしれません。

若手のうちは、
教えられないと分からない

というのがこの意見の背景にあると
思うんですが、こんな風にも考えられる
とは思いませんか?

若いうちの方が、自主的にしっかり
考えるという習慣を身に付けやすいかも?

若手のうちに、しっかり自主的に
考えることを習慣つけておくと
将来の伸び代がさらに大きくなるかも?

なんて考え方です。
これも一理あると思いませんか?
正しそうですよね?

実際、見守るタイプの指導法は
コーチングに近いと思うんですが、

たとえば海外では子供の頃から、
しっかりと自分で考える授業が
学校で用意されていたり、

あるいは日本でも、子供コーチング
のような取り組みを始められてる方もいます。

子供の教育にもコーチングは有効です。

スポーツの世界は教える方が良い?

スポーツの世界は、まさに体育会系
そのものだし、教える方が良いんじゃない?
という考えもあると思います。

ただ、スポーツの世界でも
見守る指導(コーチング)は有益です。

テニスやゴルフなど、個人競技では
コーチをつけてる選手も多いです。

団体競技、たとえばJリーガーや
サッカーの日本代表級の選手にも
コーチを付けてる方がいたりします。

スポーツでも見守る指導は
有効なんですよね。

まとめ

ここまで、教える指導と見守る指導
について見てきました。

あなたは自分が教わるなら
どちらの方法の方が良いと感じましたか?

逆に自分が教える立場だったら?

たとえば、会社で部下を指導する、とか
自分のお子さんを教育するとか、
教える場面も色々ありますよね?

そんな時、あなたなら
教える指導と見守る指導と、
どちらの方が良いと思いましたか?

どちらにも一長一短があります。

それにやっぱり両方必要で、
バランスをとることになるとは思います。

でも、その場合でもどちらの傾向の方が
自分には強そうかな・・というのは
ある程度あると思います。

あなたはどっちでしたか?

良い機会なのでぜひ考えてみてくださいね。

ではでは。最後までお聞きくださり、
ありがとうございました。