にしいけんです。
今回は『魔法の質問』についてお話します。
なんだかやる気が出ない時など
すぐに使えてしまう、ごく簡単な質問
なんですが、効果があるので
ぜひ身につけてみてください。
なんせ、たったの2文字ですから。
その魔法の質問とは・・・『なぜ?』
やりたくないな〜と思ったら、「なぜ?」
いやだな〜と思ったら、「なぜ?」
困ったら、「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」
とバカの一つ覚えみたいに、「なぜ?」と
自分に問いかけることで、僕らは
自分のやる気やモチベーションを
コントロールすることができます。
それほど力がある、魔法なんですよね。
…
でも、どうして「なぜ?」という質問が
それほど効果があるのか、
もう少し詳しくお話してみましょう。
『理由』が人を行動させるから
「好きな女性ができたから、
おしゃれに目覚めました。」
男だったら、そんな経験も
あるかもしれません。
女性にモテたいから・・・
そんな不純な動機で、
ギターを始めたミュージシャン、
お笑いを始めた漫才師、
ビジネスを始めた起業家、もいます。
あちこちで耳にしますよね?
僕自身も、女性にモテたいからって
始めたことや、お金を使ったことも
たくさんある気がします。
「女性にモテたい」
って思った時の、行動力たるや
半端じゃありません。
普段比で言えば、5〜10倍くらい?
僕らがガムシャラに行動するのって、
女性にモテたいというような、
『理由があるから』なんですよね〜
『理由』が僕らを動かします。
女性にモテたい、なんていう
不純な理由でも同じです。
だから、
「もっと行動したい」
「意欲を持って日々生きたい」
「毎日エネルギッシュにすごしたい」
と思うのなら『理由』があるのが大事だ
ってことです。
たとえば、会社で働いていても、
ほどほどに何となく働く人と、
めちゃめちゃ一生懸命働く人と、
両方の人がいますよね?
この違いがどこから来るのか
って考えたら、それは多分『理由』が
あるかないかなんですよね。
特に働く理由がない人は、
ほどほどになんとなく働きます。
働く理由がある人は、
めちゃめちゃ一生懸命働くし、
横で見てる人にもそれは伝わります。
「あの人、行動力あるな」
と感じる人は、きっと働く『理由』
を持っている人なんですよね。
「同僚の女性に格好良い姿を見せたいから」
「やっていて仕事が楽しいから」
「上司に認められて出世したいから」
「会社や社長が好きだから」
「残業して給料を稼ぎたいから」
「接客のスキルを身に付けたいから」
などなど、何かしら理由があれば
一生懸命に働く動機を生み出します。
つまり、
もしあなたが
行動力を身に付けたいなら、
モチベーションを上げたいなら、
必要なものは『理由』です。
「あれ?私はどうして
これをやっているんだろう?」
と理由を明らかにしてみましょう。
自分でも自分の行動する理由には
気づいていないことも多いので
この問いかけは思った以上に効果を
発揮するはずですし、
理由が明らかになれば、
行動力やモチベーションは
勝手に上がっていきます。
自分の感情を動かして、行動力を上げよう
理由が人間の行動に影響をおよぼすのは
脳科学的にも分かっています。
実は僕らを動かすのは「感情」です。
究極的にいうと、気持ちいいかどうか
で僕ら人間は考えちゃうそうです。
気持ち良いことには、良い感情がわき、
気持ち悪いことには、悪い感情がわきます。
たとえば、女性にモテるようになると
気持ちいい、つまり良い感情が得られるので
行動する理由になり得るんですね。
- 女性にモテると良い感情になり、
気持ちよくなる
↓ - だからそれを味わいたくて行動する
という順番で動きます。
そういうメカニズムを持ってるんですね。
良い感情が得られるならば、
頭であれこれ考えるまでもなく、
行動してしまえるのです。
だから、ぼくらが何かをする時には
いい感情になればラクにできます。
そして良い感情になるためのスイッチが
理由を考えること、なんです。
良い理由があれば、
良い感情になるからなんですね。
理由を明確にする方法
行動力やモチベーションのためには、
良い感情になることだし、
良い感情で行動するには、
理由を明らかにするのが大事です。
では、どうやって「理由」を明確にするか
それについてお話します。
たとえば、
仕事の行動力を高めたいと思ったら、
なんでこの仕事をやるのか、
理由を明らかにしましょう。
もっと、英語の勉強をしたかったら
なんで英語の勉強をするのか、
理由を明らかにしましょう。
理由を明確にする方法
ステップ1:
自分の行動に「なぜ?」と問いかけて答える
まず最初のステップは、
あなたにとってやる気の出ない行動や
モチベーションの上がらない行動について、
「なぜ?」と問いかけ答えることです。
たとえば、こんな具合です。
「なぜ、通勤電車に乗るの?」
→「仕事に行かなきゃならないから」
ステップ2:
出てきた答えをさらに深掘り。
なぜ、なぜ、なぜ・・と繰り返します。
一度聞くくらいだと、なかなか
本質は見えてこないことがほとんどです。
深掘りするために、なぜ?なぜ?なぜ?
と繰り返し聞いていくのがコツです。
「仕事に行かなきゃならないから」
→「なぜ?」
→「給料もらわないと生活できないから」
→「なぜ?」
→「家族を養いたいから」
ステップ3:
具体的には?他には?
という質問も使えます
「具体的にはどういうこと?」
「他には何かない?」
という質問も効果的で、ぼんやりした答えが
明確になることがあります。
「家族を養いたいから」
→「具体的にはどういうこと?」
→「妻と子供を旅行につれていきたい」
→「他には?」
→「プレゼントを買ってあげたい」
ステップ4:
良い理由、前向きな理由にたどり着くまで「なぜ?」を繰り返してみます。
「妻と子供を旅行につれていきたい」
「プレゼントを買ってあげたい」
→「なぜ?」
→「喜ぶ顔を見たいから」
→「妻や子供に頼りにされたいから」
ステップ5:
理由をどんどん深掘りして、
「自分が選んでやってるんだな〜」
と実感しましょう
妻や子供の喜ぶ顔を見たいから、
通勤電車に乗って頑張ってるんだなー
と気付ければしめたものです。
ステップ6:
日常のいろんな場面で、
「なぜ?」「なぜ?」
と問いかけていきましょう
以上、6つのステップがあなたに
今後ためしていって欲しいステップです。
手帳などにメモしておいて、
ぜひ試してみてくださいね。
理由を明確にすると人生に意欲が!
「やる気が出ないな〜」
「なんだかしんどいな〜」
「疲れるな〜」
と思うことがあれば、どんどん
「なぜ?」「なぜ?」と使っていきましょう。
自分の中で、「なぜ?」
と質問して明確にすることを
習慣づけてしまうのです。
とても小さな習慣ですが、
得られるメリットは大きいので
ぜひすぐにでも取り入れて欲しいです。
逆に、簡単なぶん、今やらないと
忘れてしまうかもしれませんし、
それだともったいないので、
ぜひすぐにでも取り組んでみてください。
たとえば、明日のことで、
あなたが一番気が重いことは何ですか?
仕事に行くこと?
なにかの会議?
それとも・・・?
ぜひそれでもそれをやる理由を
考えてみてください。
きっと何か前向きな理由も
見つかることと思います。
ではでは。最後までお聞きくださり、
ありがとうございました。
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